ほんとは強い子?

  ( 2010年3月22日はじめましてだ )
( 2010年3月22日はじめましてだ )

9年前の3月22日は土曜日で、初めて、ぶうたに会いました。

ぶうたが乗ってるのは、当時の保護者のMさんです。

相模原のお宅で、多頭飼い崩壊。(販売目的ではない)
たんぽぽの里代表の呼びかけに応じた、多くのボランティアによるレスキューが始まり、アニマルプロテクションに保護され、新潟に移動。
いつでも里親募集中」のサイトで見つけ、ぶうたに会いに行きました。

最近、たんぽぽの里代表の、当時のブログに続きがあったのを発見。当時の写真は、もう見られなくなっていますが、記述の一部を引用します。

引用 開始


2009年12月21日 ヨークシャテリアとチワワミックス・・・どうしよう?

2009年12月21日 ヨークシャテリアとチワワミックスその後

2010年1月10日 チワワミックス70匹のご協力のお願い

チワワ×チワワ
チワワ×ポメ
チワワ×ヨークシャテリア
どれがどれだけいるかは正直わかりません。
10日の朝、里親会に6匹だすために、お迎えにいってきます。
その時少しだけ、覗くと思いますが、それが最初です。
というわけで、、まだ、詳細は分かりません。 今回のレスキューで避妊去勢、ワクチン、狂犬病ワクチン、フィラリアなどを含めると大変な金額が必要ですが支援金は募りません。・・・以下略

2010年1月15日 わんこ70匹レスキューのお願い

相模原市内においてとあるご夫婦が、わんこ達を購入し、手術をしないで5年間の間に70匹近くになってしまいました。本人たちなりに、努力をしていたところは多々ありますが、頭数が増え、管理、飼育上に大きな問題点が発生していました。他団体さんが入り、レスキューを引き受けてくださいましたが、多頭飼育崩壊で処分とかにならないようにという言葉が飼い主さんの誤解を招き、決裂してそのまま1年がたってしまいました。・・・以下略

2010年2月14日 チワワミックス続報

神奈川県内のボラさんたちが動いて、ワンちゃんが40匹まで減りました。といっても、まだ、ボラさんに移動したということで、里親決定はまだ10匹いくか行かないか…いろんな意味で、大変なレスキューですが、月末に、市役所立ち合いで、2度目の現地入りします。沢山のフードをいただき、飼い主さんからも申し訳ありません。ありがとうございます。と言葉をいただいています。子犬が産まれて…80匹を超えるレスキューになってしまいましたが、2セットの親子は、川崎に搬送しています。壁の穴の中で出産していました…お母さんはひどい栄養失調が1匹いましたが、子犬は、すくすく育ち、純血同士というか、すでにいろんな血が混ざり合っているから雑種でもいいよ…と先生に言われちゃいました。栄養失調でそうタンパクが2しかないわんこもいます。フード、シート、首輪の御支援、お待ちしています。おやつをあげても・・・そのおやつが何か分からない・・・預かっていただいているお宅のワンちゃんが食べるのを診て恐る恐る食べてみて…とか、やっと食べ始めています。・・・以下略

2010年2月17日 チワワミックスちゃん1頭永眠

レスキュー当初に保護したワンちゃんが1頭が虹の橋を渡りました。もうすぐ3歳の女の子でした。飼い主さんのお宅では、1階の和室に入っていました。くいしん坊だったそうです。腸に潰瘍があり、3センチくらいペラペラになっていました。そこのほんの一部分が裂けてしまい大量下血の果てに逝ってしまいました。しあわせになるために・・・その思いむなしく幸せになる前に。ただ、預かってくださった方は、預かり犬とかおうちの犬とかわけ隔てすることなく沢山の愛情を注いでくれたのも事実です。・・・中略・・・後36頭。今月末に、残っているワンちゃんの写真撮ってきます。ゆっくりのレスキューになっていて、歯がゆい思いをされているかもしれませんが、預かり先を見つけながらの保護活動なのでどうか見守ってください。

2010年3月2日 88匹チワワご報告

チワワほか・・・市役所の担当さんと数えたら
何と88匹おりました。

たんぽぽの里では、直接の保護をできませんので、
飼い主さんの時間に合わせて、犬たちを預かってくださる方へ搬送。
私たちのほうでも、里親探しを行い10匹程度は決まって巣立っていっています。ですが、里親決定まで、現地に置いておくことも、ままならずそれを心配してくださった、町田市で保護活動をされている、成犬譲渡の会・小さな命を守る会の代表さんたちの声掛けのもと、PAKをはじめ、個人ボラさんの手配をしてくださったり、フード支援の呼びかけをしてくれたり…そのおかげで、残り34頭。トータル54頭が、預かりさんや、里親さんのもとへ巣立っていっています。協力してくださっている方々

小さな命を守る会(町田市)
成犬譲渡の会
PAK
川崎のボラさん2名
世田谷のボラさん
横浜のボラさん
愛川町在住ののボラさん2名
町田市在住のボラさん他・・・・たくさんの方々に手を差し伸べてもらい、少しづつ幸せへのはじめの一歩を歩み出しています。まだ、34匹の犬たちも保護先を待っています。

2010年4月10日 チワワミックスのレスキュー里親募集中

雌…あと1匹います。ヨーキ系の9キロ。・・・中略・・・ここまで減った中で、生まれたと聞いたこの水曜日。ショックでめまいがした。 以下略

2010年6月14日 チワワレスキューその後・・・

今日、転載協力をしてくださってるよしさんからコメントもあり…皆さんにもお知らせしなくちゃいけないので、記事にしたためます。

現地に残すところ、1匹のワンちゃん。かといって、レスキュー終了ではありません。いろんなボラ団体さんのご協力で、遠近に散っておりますが、すべてのわんこが里親さんに行ったわけではありません。・・・以下略


引用ここまで

当時の混乱ぶり、壮絶なレスキューの様子が伝わってきます。レスキューが間に合わず、落命していたこもいたそうです。そんな中で、こんな性格のぶうたが、どうやって生きてきたのだろう。本当は強いこなのかもしれません。がんばれ、ぶうた。

アニマルプロティクション代表のインスタは→こちら

【ぶうたココロの一句】

むかしから 能あるおらは 爪かくす

こちら ↓ おしていただけると うれしいです。


「ほんとは強い子?」への10件のフィードバック

  1. 88匹って、、、、、、!
    想像できません。すさまじいというよりほかありません。ぶうた君のわんこ嫌い、この育った環境にも関係しているかもしれませんね。
    劣悪環境にあるわんこたちを救うために力を尽くすみなさん、尊敬の気持ちしかありません。

  2. ★ pharyさん
    詳細な記録を読んだのは初めてだったので、いかに凄惨な現場だったのか思いをいたすことができました。写真で見た1匹1匹の姿も想像以上でしたが、よくぞ生きていたと思います。私も、ぶうたのわんこ嫌いはここからでは、と思うのですが、その中で生き延びるすべを持っていたのはすごいと思いました。やればできるこ。。。

    命を救うために無償どころか支出をして、奔走してくださった皆様あっての今のぶうたです。

  3. 活字を追いながら、その状況を想像すると
    凄まじすぎて胃がぐぐぐ~っと持ち上がる感じがいたしました。
    ぶうたさん、この修羅場を潜り抜けてきたのですね。
    ぶうたさん、強い子。
    がんばれ!!!

  4. ぶうたさん ほんとは‥‥‥ ではなくて
    ほんとに 強い子。
    猫の多頭崩壊は聞きますが
    これほどまでの 犬の多頭は初めてです。

    つまさんの愛情で 強さは さらに
    パワーアップ!
    最強 ぶうたさんです。

  5. なんとなく  ほわんとしているぶうたさん
    実は 壮絶な人生を歩んできたんだろうな。

    犬嫌いで結構
    だって 頑張ってきたんだもん。
    大目に見てあげよう。

  6. まだまだ、犬も猫もペットショップの店頭で買うのが当たり前だと思っている人が
    とても多い現状を考えると安易な繁殖からの多頭飼育も
    結局根っこは同じか、とつくづく感じます。

    もちろんどんな形で家族になろうと最後まで大切に一緒に過ごせればいいのですが。
    それができないケースが後を絶たない分だけ犬や猫たちが過酷な暮らしを強いられることになる現実が
    悲しくもどかしいです。

    ぶうたさん、これからものんびりと楽しく
    過ごして下さいね。

  7. ★ 松の実さん
    たんぽぽの里代表のブログを拝見したことがあったのですが
    前後の投稿を見逃していて、このたび読みました。
    緊迫する状況に、私も苦しくなりそうでした。

    声援、ありがとうございます。
    野村元監督の「マーくん神の子」みたいですね♪

  8. ★ 三匹の母さん
    見落としていた記録にたどり着いて、目を皿にして読んでいたら、さらに続きもありました。レスキュー終盤、また子犬が産まれていたという記録に、深いため息でした。
    普通の一軒家の中で、こんなことが起きるとは・・・ここまで詳細を知っていたら、ぶうたを迎えることを躊躇していたかもしれないと思いました。先代は、保健所からでしたが、それもあとから思うと、初めての犬飼いなのに大胆でした。知らないというのはすごいことかもしれません。

  9. ★ こ助さん
    多頭飼い崩壊の現場からのレスキューと聞いて、それならほかの犬と仲良くできそう♪(先代ができなかったので)と、期待して迎えた私でした。すっとこどっこいですよね。
    あの、ほわんとした感じは、現実から目をそむけて生きるすべかも??無の境地?

  10. ★ emihanaさん
    時間との闘いのなか、命のリレーをつないでくださった方々のご苦労を改めて想像しました。犬を預かってくれるボラさんが見つかったら、その数だけ引き出す。気の遠くなるような作業です。飼い主は犬を洗うことも、ワクチンも、散歩もできなかったなんて。。。レスキューが間に合い新しい家族に迎えられた犬たちが、どこかで元気でいることを祈りたいです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。