2012年10月、1匹のマルチーズが、新潟市動物愛護センター(保健所)に持ち込まれました。体に触れることもできず、譲渡不可となりましたが、ボランティア団体の動物ネットワークで、里親探しをすることになりました。
マルチーズ オス 7才
『体重2.4kg、完全室内飼い希望。中学生以下のお子さんがいらっしゃらないご家庭希望。 見た目は小さく可愛らしいマルチーズですが、気が強く、気にいらないことをされると、本気で咬みつきます。 甘えん坊な面もあり、難しい気質のため、コントロールができる飼育経験者さんが良いと思います。 オスワリ、フセ、待て ができます。 現在、しつけ方教室のトレーニングで、少しずつ我慢ができるようになってきました。引き続き、しつけ方教室へ通って頂ける方を希望します。』
↑NDN(新潟動物ネットワーク)に掲載された、当時の紹介文です。
里親募集をしながら、しつけ方教室にも通って
かたっぱしから 犬にケンカを売るのをやめました。
フセもできるようになりました。
動物愛護フェスティバルにも参加しました。
お玉もって競争。ぶうたも参加。
けれども、ひとたびスイッチがはいると、人を噛んでしまうのは簡単には収まりません。動物ネットワークはボランティア団体で、専用のシェルターを持っていません。ボランティアさんが自宅で保護犬をお世話をします。この犬は、スイッチが入ると何度も執拗に咬み付くため、お世話ができる人は限られました。
保護者さんのおうちで更生に励みながら、新しい家族との出会いを待つ日々でした。
左から、ペコくん、ひなちゃん、保護犬くん
(ひなちゃんの足の包帯は、自分でかじるのを防ぐためです。ひなちゃんは、夜中の徘徊も始まり、シニア介護のまっただ中でした。)
1年9ヶ月、新しい家族との出会いはなく、
ひなちゃん、ペコくんの家族となりました。
当時のNDNの「幸せわんこのページ」(新しい家族が決まったわんこ)のコメントです。↓
『名前は「コハクくん」です。保護者がそのまま飼うことになりました。 コハクは1年9ヶ月間の保護期間を経て我が家の家族になりました。クリアーしたい課題は一進一退ですが、コハクの言い分をもっと理解してあげられるようになりたいです。そして、家族でいろんな場所へお出かけをして、大切な思い出を増やしていきたいなぁ。。と思います。』
まさに、その通りになりました!
こちら ↓ おしていただけると うれしいです。
動物は
言うまでもありませんが、生き物で
工業製品ではなく
ちょっとばかり規格外の品もあります。
飼育者の力量不足を棚に上げ、努力もせずに
思っていたのと違うと言って放棄します。
ろばぴょんさんの
温かくて大きな心に出会えて
コハクくん、良かったね!
コハク君 幸せな子だねえ~
頭の良い子だから 噛んでしまうのかもね、、、
スイッチ あるんだよね。
デヴィにもあります。噛みます。歯 無いけど。
ぶうたさん 寂しくなるね、、、
いいご縁かありますように!
コハクさん、ラッキーボーイだったのですね。
そのままろばぴょんさんのところで、
暮らすことになったのは、幸運でした。
昨日のBSで、一番心に残り、泣いたのは、
ほんの1分程度流れたアニメーション。
柴らしきワンコが天国の階段を上って、
ドアを開けて入ったお部屋で、
神様らしき人に「次は何になりたい?」って来生を聞かれて、
しばらく考え、人の家族との暮らしを思い出し、
「次もワンコが良いです」って答えたところ。
ワンコでよかった、にゃんこでよかった、
人で良かったと思いたい。
↑松の実さん、同じところで思わず泣きました。
あれはたまらんかった。
ろばぴょんさんもコハクくんも
人がいい、ワンコがいいと
答えられるのかも、と思いました。
幸せなご縁でしたね、本当に。
コハクくん
素晴らしい家族に出会えて
幸せな家族のもとから旅立てたのは
幸せな事ですね。
わんこはそのままでいいと思うんです。
一緒に過ごす幸せをくれるから
そのための努力は人間の家族がするべきと思う。
理解してくれる家族に出会えて
コハクくん、良かったね。
コハクくん ろばぴょんさんと出会えてよかったね。
ろばぴょんさんの大きな愛 素晴らしいですね。
コハクくんお空でも ろばぴょんさんとこれからも
ずっと深い絆で結ばれていますね。
私は BS番組を見なかったのですが
松の実さんのコメントを拝見して
涙が溢れてきました。
きっと それは コハクくんですね。
そして ウチの仔達への想いも溢れました。
★ takiさん
コハク君は、ちょっとばかりではなく
とてもじゃないですが家庭犬とは思えないレベルでした。
普通の人の力量では、なにもしてなくても咬まれて流血です。
うまく書けないのですが、コハクくんに、いろんなことを考えさせられました。
★ BOSS母さん
コハク君、頭いいと思います。
だけど、頭が変でもあります。
理由がわからない!予測できないので避けられない
そんなことがたくさんあったと思います。
彼自身も、それをどうすることもできなかったのではないでしょうか。
ほんとうに寂しいです。こっそり泣いてます(私)
すごいワンコです。
★ サンさん
まぎらわしくて、すみません。
これは 思い出話なんです。
★ 松の実さん
まさに、ろばぴょんさん宅の一択です。
それ以外はセンターで譲渡不可ですから。。。
コハク君は、生きなおしました。
ほぼ半分の犬生でしたが、元取ったと思います。
その番組、後半だけしか見てないのですが
思い当たる絵があります。作者さんに確認したら、やはり「雲がうまれる」さんの絵をもとにしたアニメーションだそうです。忘れられない素敵な絵ですよね。
★ emihanaさん
雲がうまれるさんの絵は、アニメ―ションよりも、さらにいいですよ。
コハク君には、次は、ぜひ人間になってほしいです。
そして、どうして?と聞いてみたいです。
たぶん、高校で暴力事件起して退学してそう~
★ hana-mamaさん
突然のお別れで、動揺してしまいましたが
見送ることができるなんて、奇跡だと思いました。
あのとき、コハク君はセンターで終わっていたのかもしれません。それが、普通にお別れできたことに感謝です。言葉に尽くせないほどのお世話をしてもらったコハク君でした。
★ まおママさん
不思議なわんこでした。
犬遣いのろばぴょんさん、あんなに困らせて手を焼かせたのに、どうしても憎めません。こんなに悲しくなるとは思いませんでした。落ち着きがないので、お空から落ちてこないか心配です。
★ 三匹の母さん
「雲はうまれる」さんの絵をもとに、アニメーションにしたものですが、私も見逃してしまいました。(番組の後半は見ました)
いえいえ、コハク君はそんなに甘ちゃんではありません。
「おいら人間になるから、おまえ、今度は犬ね!」と言われそうです。