ぶうたは、掃除機が嫌いです。
初めて、掃除機を見た時、ぶるぶる震えて部屋の隅に逃げました。
その次、掃除機を見た時、ワンワン吠えました。
その次、掃除機の気配を感じたとき、ワンワン吠えて、姿を見ると襲いかかりました。
「コトリ」と、階下の納戸から掃除機を出す音がすると、ワンワン!
そこで、掃除機を普段から見せたり
掃除機を使うときは、ぶうたにはおやつを用意して食べたり、遊んだりして
ワンワカ吠えずに、別の部屋ですごせるようになりました。
動いていないときは、掃除機に危害を加えません。
我が家の掃除機、7年前に購入しました。
ぶうこ姉がやってきて、家の中生活になったとき、買い換えました。
その前の、掃除機は、ぶうこにかみつかれていたので
新品は襲われないように、ぶうこの頭を撫ぜながら掃除していました。
かれこれ7年。早いもんです。
ぶうこ姉の毛を、いっぱい吸い込んでくれました。
最近、パワーが落ち、点滅するはずのお掃除サインも、つかなくなりました。
このたび、後継機種のパナソニック製の掃除機に買い換えました。
少し、大きくなったように見えますが、デザインのせいらしい。
新品掃除機を、ぶうたから守らなくては!
と、思う間もなく、ヘッドに一撃、二撃!
くらいついていた、ぶうたでした。
ぶうたの抜け毛を吸い取ってくれるんだから、
掃除機ちゃんと、仲良くしてよ~。
掃除機から出る風が オレは大好きだ~♪
どうやら掃除機が嫌いなのは仕方がないようで、むしろ聴覚が健康な証と見たほうがいいようです。
「犬も平気でうそをつく?」 スタンレー・コレン著 のなかに、こういう記述がありました。
犬と人間の張力で大きくちがうのは、高温の領域である。人間の場合、若者は二万ヘルツまで聞き取ることができる。(中略) 犬は人間にくらべて、かなり高い音まで聞きとれる。可聴範囲は、犬の種類によって最高四万七千ヘルツから六万五千ヘルツ。 (中略)
周波数二千ヘルツ以下、六十五ヘルツまでの低い音については、人間も犬も耳の感度にあまり差がない。三千から一万二千ヘルツの範囲では、犬は平均マイナス五からマイナス十五デシベルの音を聞き取れる。つまり、犬はこうした高い音に人間よりはるかに敏感なのだ。
一万二千ヘルツ以上になると、人間の張力は犬よりぐっと鈍くなり、数値的な比較が意味をなさなくなる。
犬が人間より音に敏感で、とくに高音をよく聞きとるという事実から、犬が掃除機や芝刈機や、電動工具の音をいやがる理由もわかってくる。こうした器具では、たいてい羽根や刃のついたモーターが猛烈な速度で回転し、周波数の高い金属的なキーンという音をだす。これは犬にはたえられないほど大きく聞こえるが、犬より鈍い人間の耳にはそれほど苦痛でもない。私たちに聞きとれる範囲よりも、はるかに周波数が高いからだ。
(引用終わり)
そのほかに、犬も加齢によって聴力が衰えていくこと、大きな音にさらされ続けることによっても同じく衰えること、ある種の犬は先天的に聴覚障害を持つ可能性が高いことなどが記されています。
著者はカナダ、ブリティッシュコロンビア大学の心理学の教授ですが、犬に関する著作の多い方で、「デキのいい犬、わるい犬」は全米ベストセラーとなっています。
国内では文春文庫から数冊が発行されています。
「犬語の話し方」
「犬も平気でうそをつく?」
「相性のいい犬、わるい犬―失敗しない犬選びのコツ」
「理想の犬(スーパードッグ)の育て方」
などがあります。
今回は「犬語の話し方」を探しに行って、となりにあったこの本の目次が面白そうだったのでついで買いしてしまいました。掃除機に攻撃的になるのは不思議なことでもないように思えます。攻撃しない(反応しない)ワンコは、もしかすると聴力に問題があるのかも知れません。
むしろ、無理に掃除機とお友達にさせないほうが、ぶうた君の健康には良いことではないかと思う次第です。
超長文、失礼いたしました。
「高温」、ではなくて、「高音」ですね。
誤記御免。
★相棒くん
おら、ヒーターから出る風が好きだ~。
ドライヤーの風も、いいだ~。byぶうただ
★こたさん
そういえば、ぶうたは、フードカッターにも吠えていました。
ヨーキーは、音に敏感だそうですが、ぶうたは、些細な音にもよく反応します。
テレビから、妙な音が聞こえると、テレビの前に見に行きます。
ぶうこ姉は、音というよりも、掃除機の動きに反応していた気がします。
今朝の掃除でも、ぶうたは、ワンワン言ってましたが
今日は、寒かったので、ホットカーペットから離れたくなかったので
知らん顔して、私がごろごろしながら、テレビを見ていると
「ぐぅ~。」とか「ふにゅう~。」とか言いながら、あきらめたようでした。
いつもは、おやつやボール遊びで、気をそらすようにしてましたが
今日は、あきらめてくれたのかもしれません。
「ぶうた隊員、報告、ごくろうであった!」と、ねぎらっておきました。